
<高校野球兵庫大会:東洋大姫路13-3小野>◇26日◇準決勝◇ほっともっとフィールド神戸
東洋大姫路が14年ぶりの夏制覇へあと1勝としながら、試合終了直後にベンチ前で青空緊急ミーティングを行った。
初回に高畑知季内野手(3年)が犠飛を放って先制。3回にも高畑が左翼スタンド中段に満塁弾を放つなど、14安打13得点と打線が活発に働いた。6回コールドで快勝したが、試合終了直後に岡田龍生監督(64)が選手を集めてベンチ前で緊急ミーティングを開いた。
岡田監督は囲み取材で内容を明かした。「サインミスするわ、ボーンヘッド2、3個あるわ。ああいうのが命取りになるからね。この子らに厳しく言うのもあと何試合もないから(笑い)。打席で引っ張りまわすし、チームでやろうとしてることを1つもやらんから」。3回の高畑の打席で結果的には満塁本塁打だったが、その直前に三塁走者がスタートを切っていた。さらに、守備面でも状況に応じたプレーができておらず、厳しい口調で選手に説いた。
ナインのミスを帳消しにした高畑は「サインミスは命取りになる。自分が打ってよかったけど、ミスは消しておきたい」と勝ってかぶとの緒を占めた。