
<高校野球熊本大会:東海大熊本星翔4-2有明>◇24日◇決勝◇熊本・藤崎台
決勝初進出の有明は夢舞台の甲子園にわずかに届かなかった。
0-4の8回に猛反撃。四球を足掛かりに永田晴輝(2年)が適時三塁打、さらに代打松鳥孝省(2年)の適時打で2点差まで詰め寄った。最終9回も1死一、二塁とチャンスを築いたが、反撃も及ばなかった。
高見一茂監督(45)は「1、3回にエラーが出てしまったのが…。あの2点がなかったら違う展開になっていた」と悔やむ。1回、そして3回と失策がいずれも失点につながった。
2年生の左腕エース斉藤遼汰郎は持ち味を発揮した。準決勝で伝統校の熊本工を完封したが、この日は「制球に苦しみました」。それでも変化球主体の投球で東海大熊本星翔打線に9安打されながらも、4失点で踏ん張った。
同校初の決勝進出を果たし、目指すものは1つしかない。斉藤には来年もチャンスがある。「自信というより来年こそはという思いです」と言った。