
<高校野球奈良大会:畝傍10-6高田>◇21日◇3回戦◇さとやくスタジアム(県立橿原)
畝傍が高田との進学校対決を制し、8強入りを果たした。夏県大会で3回戦を突破したのは、2015年以来、10年ぶりだ。
3-6の7回表、畝傍の攻撃。打線が爆発した。2番・上島涼介内野手(3年)が1死二、三塁から左翼への適時打を放って1点を返すと、4番・山本卓和(たくか)捕手が1死満塁から中越えの2点適時打を放ち、同点に追いついた。「去年、1死一、三塁でゲッツーしてしまって悔しかったので絶対自分が決めたろと思った」と喜びをあらわにした。その後も打線がつながり、この回5得点を挙げた。
雀部尚也監督は「(山本を)ずっと頼りにしている。信じていた」と喜んだ。次戦は奈良大付-奈良高専の勝者と当たる。