
<高校野球佐賀大会:佐賀北3-0北陵>◇21日◇決勝◇さがみどりの森球場
佐賀北が北陵を3-0で破り、6年ぶり6度目の優勝を果たした。
0-0で迎えた2回に1点を先制し、なおも1死二、三塁の場面。9番の松尾拓実内野手(3年)が三塁線へスクイズを決め、この回2点を奪った。6回には1死満塁とし、併殺崩れの間にさらに1点を追加した。
投げては先発したエース稲富理人投手(3年)が好投した。3回、4回、5回と得点圏に走者を背負うも、要所を締める投球で決定打を許さない。今大会は5試合に先発し、準決勝まで3試合が完投勝ち(1完封、2完投)と大車輪の働きだった。
07年夏に「がばい旋風」を巻き起こし、全国制覇を成し遂げた公立の伝統校。本村祥次監督は同校OBで、3年時の12年夏に甲子園出場した。指揮官としては就任5年目で、夏は悲願の初Vとなった。
北陵は好機であと1本が出ず、春夏通じて甲子園初出場を逃した。