
<高校野球南北海道大会:北海8-3駒大苫小牧>◇19日◇準決勝◇エスコンフィールド
北海が全国最多を更新する2年ぶり41度目の夏甲子園出場に王手をかけた。05年の全国連覇から20年がたつ駒大苫小牧を下し、決勝進出を決めた。
0-1の1回に連打で2得点して逆転。2回と4回にはスクイズで追加点を挙げた。5回には相手暴投で5点目と、着実に加点。6回には今夏初スタメンの主将、1番・佐藤瞭磨外野手(3年)が適時二塁打を放つなど、5安打3得点でリードを広げた。
佐藤は春の全道大会で右肩を亜脱臼し、離脱していた。18日の公式練習には、南北海道大会1回戦で対戦した北照の屋富祖駿汰主将(3年)から託されたお守りを持参し、「しっかり準備はできている。地区予選から戦ってきた相手チームの涙を見てきている。その託された思いも背負って、自分たちが甲子園に行けたら」と意気込んでいた。