
<東アジアE-1選手権:日本-中国◇12日◇第2戦◇韓国・龍仁
日本代表(FIFAランキング17位)のFW細谷真大(23=柏レイソル)が、中国代表(同94位)戦で先制ゴールを挙げた。
国内組のエースとして背番号10を託された男が、期待に応えた。FW細谷が開始早々の先制点。前半11分にMF田中からの縦パスをペナルティーエリア付近で受けると、ワントラップで相手DFを外し、反転しながら右ボレーでゴール左に決めた。体幹の強い細谷らしいゴールで国際Aマッチ通算8試合3点目。柏の主軸が、代表でも、持ち味の決定力を発揮してみせた。
E-1は2度目の出場。前回は結果を残せず、同じ22年のW杯カタール大会出場につなげることができなかった。今回こそ、の思いは誰よりも強い。代表ではFW上田や小川らの後塵(こうじん)を拝し、前回同様、メンバー入りはギリギリの状況だ。それだけに1年後に迫るW杯北中米大会へ「非常に大事」と、この大会の重要性を認識する。
ライバルとなるジャーメインが4得点した初戦の香港戦は、出番がなかった。95年ぶりの代表初陣記録をベンチで見せつけられた。「しっかり爆発できるような活躍がしたい」。その鬱憤(うっぷん)を晴らすような一撃でアピールした。