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【ソフトバンク】近藤健介、満塁弾で通算100号「ここからチームに貢献できるように」


オリックス対ソフトバンク 3回表ソフトバンク1死満塁、近藤は右越え満塁本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<オリックス1-9ソフトバンク>◇8日◇京セラドーム大阪

ソフトバンク近藤健介外野手(31)が、満塁アーチで通算100号を達成した。

オリックス戦に「4番DH」で15戦ぶりに先発出場。3回1死満塁で、先制の今季3号グランドスラムを右翼スタンドにたたき込んだ。7点リードの8回は2死一、二塁でダメ押しの右前適時打と計5打点の大暴れ。スタメンに帰ってきた背番号3の大活躍で、チームは3連勝。貯金を今季最多を更新する13とし、2位に再浮上した。

   ◇   ◇   ◇

振り抜いた瞬間に、近藤が右こぶしを突き上げた。打球を目で追うまでもない。確信し、ゆっくり一塁へ駆け出す。右翼スタンドに突き刺すグランドスラムで通算100号を達成した。節目の1発にふさわしい特大弾。試合後、堂々と記念ボードを手にした。

「通算100号目が満塁ホームランと、通過点ではありますが、印象に残るいい1本になりました」

感触に、手応え、どれも十分だった。「久々にいい感じで打てた」。0-0で迎えた3回1死満塁の第2打席。カウント2-2からの5球目だ。オリックス・エスピノーザの甘く入ったスライダーを逃さなかった。グッと踏み込み、最後はフルスイング。満塁アーチは日本ハム時代の21年5月29日ヤクルト戦以来2本目だ。「あの場面の結果しか考えていなかった。最高の結果になった」。8-1の8回には2死一、二塁から右前タイムリー。ダメ押し打も放ち、この日5打点の大暴れだった。

もどかしさもあった。6月17日の広島戦で左かかとを負傷。直近14戦は代打で3試合の出場のみだった。「もちろん、悔しさはありました」。それでも、控えスタートでも積極的に声を出した。自軍が得点すればベンチから真っ先に飛び出す。誰よりも喜び、チームを鼓舞し続ける姿。「チームが勝つようにと。大事な試合が続いていますし、そこは普通のことかなと思います」とサラリと言う。チームを重んじ、勝利のみを求める姿が頼もしい。

スタメンに帰ってきた背番号3の活躍で、チームは3連勝。貯金も今季最多の13とし、2位に再浮上した。「ここからチームに貢献できるように」と強い決意をにじませた近藤。リーグ連覇に向け、小久保ホークスにこの男の存在は欠かせない。【佐藤究】

▼通算100本塁打=近藤(ソフトバンク) 8日のオリックス10回戦(京セラドーム大阪)の3回、エスピノーザから今季3号満塁本塁打を放って達成。プロ野球311人目。初本塁打は日本ハム時代の14年5月16日のロッテ7回戦(札幌ドーム)で成瀬から。また、満塁本塁打で通算100本塁打を達成は、89年6月4日清原(西武)04年5月30日和田(西武)19年9月19日梶谷(DeNA)に次いで4人目。

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