
<巨人5-0DeNA>◇28日◇東京ドーム
サイ・ヤング賞右腕が、苦悩を吐露した。
DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、5回1/3 7安打5失点6四球でKOされ、今季7敗目。4回に丸の2点適時二塁打で先制され、6回1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。12日のオリックス戦から4連敗。試合後は悩める胸中を明かし「いろいろ試してはいるが、それがうまくいっていない。奪三振率が高いにもかかわらず、ヒットが多いという相関性が全く理解できないような感じ」と首をひねった。
「投げる科学者」と称され、2年前の在籍時にはバリバリのメジャーリーガーの投球を披露した姿が影を潜める。「こういった落胆、落ち込みは、過去にも何度も経験したことはありますけど、その時はいろいろ取り組んでいく中で徐々に先が見えてきた。今はそういうことが全くなくて、ちょっと先が見えないような状況。こういった経験は過去にはなかった」と珍しく弱気な言葉が漏れ、深刻度を物語った。チームは3連敗で借金1となり、4位に転落した。