
<巨人5-0DeNA>◇28日◇東京ドーム
DeNAのベンチ内が、トレバー・バウアー投手(34)の激しい口調に一瞬、凍り付いた。
2点ビハインドの6回1死満塁、バウアーが巨人オコエにダメ押しの3点適時三塁打を浴び、6回途中5失点でKOされた。
マウンドを降り、ベンチに戻った後、大原チーフ投手コーチに激しい口調で何かを訴えると、ベンチの選手、コーチらも視線を向け、不穏な空気が漂った。
話の内容について、バウアーは「個人的な内容の話です」と口を閉ざし、大原コーチは「言える内容でもないですけど、あれがあったから別にどうのこうのっていうものではなくて、彼と話して解決する問題なんで、そんなにあれが悪いわけでもないのかなと思います」と説明した。
6回は無死から連打で無死二、三塁とピンチを招き、1死後に丸を申告敬遠し、満塁策を選択。ホームゲッツーを狙って、前進守備を敷いたが、オコエの打球は二遊間を抜け、走者一掃の適時三塁打で重すぎる3点を失った。
試合後、バウアーは「打った瞬間はダブルプレーになる当たりかなと。ちょっと、それがスリーベースになってしまった」と唇をかんだ。