
<ロッキーズ1-8ドジャース>◇25日(日本時間26日)◇クアーズフィールド
【デンバー(米コロラド州)25日(日本時間26日)=四竈衛】公式戦の折り返しとなった一戦で、ドジャース大谷翔平投手(30)はロッキーズ戦に「1番DH」で出場し、2打数1安打2四球で2得点。メジャーダントツの79得点と、年間158得点ペースとなった。先発山本由伸投手(26)は5回1安打無失点で、5月26日以来、5試合ぶり白星となる7勝目(6敗)。3連勝のド軍は、リーグ最速の50勝目と100勝ペースに乗った。
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3戦連発こそ逃したものの、大谷は5打席で4回出塁し、勝利に貢献した。両軍無得点で迎えた6回無死一塁から左前打でつなぎ、先制機を広げた。7回1死二塁からは申告敬遠で一塁へ歩き、その後、4番マンシーの満塁弾で生還。2得点を加え、メジャートップを独走する今季79得点まで積み上げた。ロバーツ監督も、6回の先制機について「5回までは無得点のタイゲーム。確かにあれで流れが変わったし、みんなよくやってくれた」と、地味ながらも「つなぎ」で均衡を破った攻撃を勝因のひとつに挙げた。
豪快な1発だけでなく、出塁と得点を求められる「1番大谷」の79得点は、年間158得点ペース。過去四半世紀では、00年バグウェル(アストロズ)の152得点、23年アクーニャ(ブレーブス)の149得点を上回る、驚異的な「得点王」ペースとなった。
地区4連覇を狙うド軍も、折り返し地点の81試合目でリーグ最速で50勝に到達。主軸に多数の故障者を抱えながらも、ワールドシリーズ連覇へ向け、ド軍が頭ひとつ抜け出す形で前半戦を折り返した。