
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ1-8阪神>18日◇甲子園
やっと勝った! 阪神がリードを守り切り、今季最長だった連敗を7で止めた。白星は8日オリックス戦(甲子園)以来、8試合ぶりとなった。
今季2度目の先発となった伊藤将司投手(29)が、6回9安打1失点の粘投で、昨年7月6日DeNA戦以来、347日ぶりとなる白星となった。
初回内野安打と味方の失策でいきなり無死二塁のピンチを招くも、後続3人を打ち取り無失点スタート。4回以外は毎回走者を背負ったが、女房役の坂本の3度の盗塁刺にも助けられ粘り強く投げ続けた。6回は3連打から1死満塁となるも、安田の中犠飛による1点のみにとどめた。
阪神の先制は3回。先頭の近本光司外野手(30)が四球を選び、中野拓夢内野手(28)の犠打で1死二塁。ここから近本が果敢に三盗に成功し、1死三塁から森下翔太外野手(24)が先制の右前適時打を放った。
1-0のまま迎えた5回には、近本の右前打から相手の2度の暴投で無死三塁と好機を広げ、中野が右前適時打を放ち2点目。さらに1死一、二塁で、大山悠輔内野手(30)が左前適時打で続きリードを広げた。
7連敗中は6度の逆転負けを喫したが、この日はチームの要のリリーフ陣がリードを守り切り、久しぶりの白星を手にした。