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【西武】今井達也初完封「マウンドが楽しかった」バウアーリスペクトのソードセレブレーション


西武ライオンズの今井達也投手が、DeNA戦で自身初の完封勝利を達成しました。この試合では1試合17奪三振という球団新記録を樹立し、最速158キロを記録するなど圧巻の投球を見せました。この記録は2004年の松坂大輔の16奪三振を超えるもので、注目を集めています。また、試合中にはDeNAのトレバー・バウアーをリスペクトし、ユニークな「ソードセレブレーション」を披露しました。このパフォーマンスにより、今井はその冷静さに加え、ファンに新たな一面を印象付けました。西口監督も彼のパフォーマンスを賞賛し、今井はさらなる成長が期待されています。

DeNA対西武 完封勝利を挙げ喜ぶ西武今井(撮影・野上伸悟)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA0-3西武>◇17日◇横浜

現在のNPB最高峰投手といっても過言ではない。西武今井達也投手(27)が、「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦(横浜)で最速158キロをマークするなど完璧な投球で今季初完封。1試合17奪三振は04年9月1日のロッテ戦での松坂大輔氏を超える、球団新記録となった。今季100個目の奪三振となった7回の3アウト目には、投げ合ったDeNAバウアーをリスペクトしての「ソードセレブレーション」も披露。心技ともに、どんどんスターに近づいている。

   ◇   ◇   ◇

7回2死、DeNA牧からの今季100個目の奪三振の直後、今井が固まる。その瞬間、誰が1秒後からの行動を想像できただろう。両手を挙げ、切り落とす。投げ合ったバウアーが三振を奪った際に見せる、刀をさやに収めるパフォーマンス「ソードセレブレーション」だ。獅子侍は笑いもせずベンチへ戻っていく。

「ちょっと遠慮しちゃいましたけど、まぁすごくね、マウンドが楽しかったので。練習? してないですよ。イメージです」

楽しみにしていたサイ・ヤング賞右腕との対決。打席では3三振。「すごいっすね、1球1球の質も。9回表、悔しそうにマウンド降りる姿は、なんか印象的だったかなと」。大事な役割の中でも、ついつい所作が気になってしまう-。強敵に触発され、リスペクトのパフォーマンス。奪三振を重ね、ついには球団新記録の「17」に達した。

強烈なボールの一方、周囲のイメージは“クールなエース”だった。一変したのはこの春。「パ・リーグTV」のCMで、ベッドから起き上がった今井が「パ・テレが見た~い!!」と鼻息フンフンで叫んだ。

球団内部でも「ビックリ」の声が相次いだキャラ変CMがファンの間にも広まるとますますの大反響。今井は照れくさく話す。

「台本通りのことをしただけなんですけどね。普段静かそ~なヤツがああやってやるのが、一番面白いかなと思って」

イメージの殻が破られ、投球にも豪快味が増す。こんな目標がある。「野球って点を取るゲームですけど、守備の時でも見てて楽しめる投手になりたいなって」。セ界にも強烈に印象づけたハマの夜。ただし、今井は気付いているのだろうか。選出確実な7月のオールスターで、このソードセレブレーションを自ら“最低限”と設定してしまったことに。【金子真仁】

西武西口監督(今井の完封に)「(中9日で)万全な形で入れて、こういう結果を残してくれて何も言うことはございません。見ていて、互いにいい投球をしていたので楽しかった」

▼今井が毎回の17奪三振で完封勝利。1試合17三振以上は今月6日ヤクルト戦で18三振を奪ったモイネロ(ソフトバンク)以来7人、8度目。西武では04年9月1日ロッテ戦で松坂がマークした16三振を抜く球団新記録だ。また、毎回奪三振での完封勝ちは22年4月10日オリックス戦の佐々木朗(ロッテ)以来で、球団では51年6月23日東急戦の川崎、66年5月28日東京戦の田中勉、前記04年松坂に次いで21年ぶり4人目。交流戦では06年6月6日阪神戦のダルビッシュ(日本ハム)以来2人目だ。

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