
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA0-3西武>◇17日◇横浜
DeNA打線が西武今井達也投手(27)に手も足も出なかった。球団ワーストの17三振で今季10度目の完封負け。打った安打は牧の2安打のみで佐野と松尾以外のスタメン全選手が三振を奪われるという展開で5連敗に沈んだ。
牧が風穴をこじ開けにかかった。試合前から同学年右腕に「映像も見ましたし、試合も見てますけど、一級品というかどの球もなかなか打てるボールは少ない投手だと思ってます」と警戒度マックスで臨んだ。
2回先頭、追い込まれながらも決め球のスライダーを拾って左前へのチーム初安打。1点を追う5回先頭には、フルカウントから今度は154キロ直球を捉えて右翼線への二塁打。それでも1死三塁から筒香、三森が連続三振に倒れて得点にはつながらなかった。6回以降にはランナーすら出せずに今井に圧倒された。
NPB自己最多の131球を投げた12日のオリックス戦(京セラドーム大阪)から中4日での先発マウンドとなったバウアーは、貫禄の投球で存在感を発揮。4回に先頭長谷川のポテンヒットとネビンの右翼線への二塁打で無死二、三塁とされ、外崎の犠飛で先制点を献上した。
それでも以降は尻上がりに状態を上げ、最少失点に留めた。8回を終えて119球で9回のマウンドへ。9回にはネビンの適時二塁打で2失点目を喫し、マウンド上でぼうぜん。1死満塁となったところで途中降板した。最終的に127球を投げて、9回途中7安打3失点10奪三振で5敗目を喫した。