
<ドジャース11-5ジャイアンツ>◇14日(日本時間15日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、今季自己最長の7回を3安打1四球無失点5奪三振で、今季2勝目をマークした。
1回に先頭の李政厚を四球で歩かせたが、1死からラモスをスライダーで遊ゴロ併殺。直後に大谷翔平投手(30)の24号先頭打者アーチで先制すると、2回には打線が3本の適時打で5点を奪った。
大量援護を受けたカーショーは勝利投手の権利がかかった5回、先頭スミスに右翼線二塁打を浴びたが、2死二塁からフィッツジェラルドを代名詞のカーブで空振り三振に取った。6回も先頭打者の出塁を許したが、得点を許さなかった。
カーショーは7回も続投。先頭フローレスをスライダーで空振り三振、スミスを中飛、シュミットをカーブで遊ゴロに打ち取った。この回を投げ終えると、ドジャースタジアムのファンからスタンディングオベーションが送られた。スタンドからは妻や子どもたちも見守った。8回からマイケル・コペック投手(29)にマウンドを譲り、今季2勝目をマークした。
7回まで81球を投じ、3安打1四球無失点5奪三振で、最速は90・7マイル(約146キロ)だった。敗れると首位陥落の大一番で、レジェンド左腕が会心のピッチングを披露した。
7回を投げきったのは23年6月20日(同21日)のエンゼルス戦以来、725日ぶりとなった。
カーショーは昨年オフに左足のつま先を手術。5月17日(同18日)のエンゼルス戦で260日ぶりのマウンドに上がり、4回を5安打3四球5失点だった。今季5試合目の登板となった8日(同9日)カージナルス戦で、294日ぶりの白星をマークした。
これで今季は6試合に登板して2勝0敗、防御率は3・25とした。通算では438試合に登板して214勝94敗。史上20人目の通算3000奪三振まで、残り「12」とした。
これまでに獲得した主なタイトルは、サイ・ヤング賞3度(11年、13年、14年)、最多勝3度(11年、14年、17年)、最優秀防御率5度(11年、12年、13年、14年、17年)、最多奪三振3度(11年、13年、15年)、シーズンMVP(14年)、ゴールドグラブ賞(11年)、ウォーレン・スパーン賞4度(11年、13年、14年、17年)。