
<全日本大学野球選手権:北海学園大7-1佛教大>◇12日◇2回戦◇神宮
北海学園大(札幌学生)が67年ぶりの1大会2勝で8強入りを決めた。初回から4イニング連続得点で流れを引き寄せ、先発の工藤泰己投手(4年=北海)が5回1失点と好投。6回からは3人のリリーフ陣でゼロを刻んで大差を付けた。
12安打7得点の打線をけん引したのは、2番の下向航(こう)外野手(4年=浦河)だ。スタメンのうち唯一の公立校出身ながら、4安打1打点2盗塁。「打撃コーチからとにかく胸を開かず、両目で見るようにと常に言われて、ずっと意識してバッティング練習からしてきたことが結果につながりました」と喜んだ。
島崎圭介監督(53)は「1年生から使っていました。ようやくここで結果を出してくれた」とたたえた。次戦は史上初の3連覇を狙う青学大とぶつかる。指揮官は「優勝候補の筆頭格。胸を借りるつもりでぶつかりたい」と意気込んだ。