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【阪神】才木浩人よ、すまん…今季初めて8回以降に逆転許し黒星 3番手桐敷拓馬まさかの4失点


阪神タイガースは、交流戦での西武ライオンズ戦で8回裏に逆転を許し、4-2で敗れた。先発の才木浩人投手は6回を無失点で抑え、連続無失点記録を29回1/3に伸ばしたが、3番手の桐敷拓馬投手が8回に4失点し、チームは5連勝を逃した。試合後、藤川監督は西武の終盤での粘り強さを認め、「相手の流れを止められなかった」と語った。この逆転負けは、今季9度目で7回終了時にリードしていた試合での初めての逆転負けとなった。阪神はこれまで、7回終了時にリードしていれば28勝1引き分けと圧倒的な強さを誇っていた。

西武対阪神 8回裏、逆転を許しベンチで厳しい表情の阪神桐敷(撮影・宮地輝)

<日本生命セ・パ交流戦:西武4-2阪神>◇10日◇ベルーナドーム

才木よ、すまん…。首位阪神が「日本生命セ・パ交流戦」の敵地西武戦でまさかの逆転負けを喫し、5連勝を逃した。先発の才木浩人投手(26)は6回無失点で連続無失点を29回1/3に伸ばしたが、2点リードの8回裏に3番手の桐敷拓馬投手(26)がまさかの4失点。今季初めて8回以降に逆転を許し、チームの連勝は4で止まった。交流戦3カード目で初めて初戦黒星を喫した。

   ◇   ◇   ◇

勝利へ、あと2イニングだった。8回、3番手桐敷が先頭西川、滝沢に連打を浴び、一気に西武打線につかまった。ネビン、源田、山村に3本の適時打を許し、あっという間に試合をひっくり返された。4番手漆原も犠飛を打たれ、桐敷は結局4失点。自慢のブルペン陣が今季初めて8回以降のリードを守り切れず、藤川監督は「西武もホームに戻ってきて、終盤のたたみかけを止められなかった感じがしますね」と相手の粘りを認めるしかなかった。

頼れる右腕がゼロでつないでいた。先発才木は6回4安打無失点の好投。序盤から直球で押し込み、スライダーでタイミングを外し、攻略の糸口を与えなかった。6回に連打から1死満塁のピンチを招いたが、大声援を送る西武ファンに囲まれながら冷静だった。

打席では歴代最多22本の満塁本塁打を誇る代打中村剛がバットを構えていた。

「すごく盛り上がっていましたし、そういう選手ですから、逆にこっちが抑えれば流れを持ってこられるのかなという思いもありました」

初球からスライダーを決めて見逃しを奪うと、カウント1-2から最後は153キロ直球を低めに決めて空振り三振。「ちゃんと三振できれたのはすごく良かった」。納得の1球で流れを断ち切ると、続く源田も直球で二飛に打ち取った。

この日の投球で連続無失点を29回1/3まで伸ばした。「最後ピンチでしたけど、ああやってゼロで行けているというのはすごくいいことだと思う。しっかり継続してやっていこうかなと思います」。

今季6勝目こそあと1歩でつかめなかったが、指揮官の信頼はもちろん揺るがない。「十分な仕事でまた次にコンディション良く甲子園に帰ってやってくれれば」とねぎらった。この日は右腕の熱投に応えられなかったが、次は無失点リレーで白星を守り抜く。【磯綾乃】

▼阪神が8回に4失点で逆転負け。阪神の逆転負けは今季9度目だが、7回終了時にリードしていた試合で逆転負けしたのは今季初。強力な救援陣を擁し、これまで7回終了時にリードしていれば28勝1分けと無類の強さを誇っていた。

▼桐敷が救援で負け投手になったのは24年8月22日ヤクルト戦以来2度目。このときは同点から9回に勝ち越し点を奪われたもので、逆転されて負け投手になったのは初めて。

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