
<日本生命セ・パ交流戦:阪神1-0オリックス>◇6日◇甲子園
阪神はサヨナラ勝ちで「関西ダービー」初戦を制した。0-0の10回裏1死満塁、木浪聖也内野手(30)が一塁線を抜くサヨナラ打を決めた。これで交流戦のオリックス戦は通算34勝33敗1分。貯金も今季最多の12に伸ばした。
リーグトップ7勝の阪神先発村上頌樹投手(26)は6回まで無安打無失点投球。7回1死から紅林に中前打を許し、頓宮に四球を与えて得点圏に走者を背負ったが、杉本を遊ゴロ併殺打でピンチを脱出。8回2安打無失点でリリーフにバトンを渡した。
この日、出場選手登録された小幡竜平内野手(24)が「6番遊撃」で5月11日中日戦(甲子園)以来の1軍先発出場。「左下肢の軽度の筋挫傷」から1軍復帰後即スタメンとなった。3回には遊撃後方への飛球を好捕。7回には併殺打を処理し、先発村上を盛り立てた。
打線はオリックス先発東の前に6回1死までパーフェクトに抑えられた。9番村上の内野安打で無安打無得点を阻止したが、ホームが遠い。
0-0の9回表には村上からバトンを受けた石井大智投手(27)にアクシデント。先頭広岡の弾丸ライナーが側頭部を直撃(内野安打)し、マウンドに倒れ込んだ。頭を固定された状態で担架に乗せられて退場。球場が騒然とする中、緊急登板した湯浅克己投手(25)が無失点で切り抜け、流れを引き戻した。
打線は0-0で迎えた10回裏、先頭の佐藤輝明内野手(26)が四球で出塁。大山悠輔内野手(30)が左前打で続き、犠打と申告敬遠で1死満塁。最後は木浪がサヨナラ打を放った。