
交流戦開幕前日の2日、都内で行われた「日本生命セ・パ交流戦」開幕記者会見に巨人田中瑛斗投手(25)、ヤクルト内山壮真捕手(22)、ロッテ鈴木昭汰投手(26)、西武西川愛也外野手(25)が登壇し、交流戦に向けて意気込みを語った。インタビュアーには11年に交流戦MVPを獲得した内川聖一氏(42)が登場。
内川氏が「みんな素直ですね」と感動するほど、4人は交流戦で対戦したい相手などの問いに包み隠さず「直球」で答え、正々堂々の勝負に臨む。
24年まで日本ハムに在籍していた巨人田中瑛は古巣との対戦を意識。「清宮、野村、万波のクリーンアップを抑えたい」と意気込んだ。効果的に使いたい球種を問われると「清宮には内角直球、野村には内角シュート、万波にも内角シュートですね」と堂々と攻略法を宣言した。
西武西川は花咲徳栄(埼玉)の同級生である中日清水達也投手(25)との対戦を熱望。「まだ一度も対戦したことがないので。フォークが一番の得意球だと思うのでぜひ打ちたい」と打倒同級生に闘志を燃やした。どんな形で打ちたいか問われると「一番はホームランですけど狙って打てたことがないので。まずはヒットを打てたら」とリードオフマンとしての先頭出塁を掲げた。
ロッテ鈴木は対戦したい打者は多すぎて絞れないと語ったが「甲子園で阪神と対戦するので応援を楽しみながら試合をしたい」と12球団屈指の応援に定評のある2球団のぶつかり合いに胸を弾ませた。一方で甲子園のビジター席は席数が少ないことを指摘されると「甲子園ではいつもの倍の声量で応援よろしくお願いします」と熱烈リクエスト。内川氏も現役時代、応援が印象的だった2球団とし「特徴ある応援同士どういう展開になるのか楽しみですね」と語った。
ヤクルト内山は交流戦開幕カードでぶつかる西武を挙げ「チーム状況も良い中で投手陣もすごく良いと思うので。その中で隅田選手を打ち崩せるように、直球を打ちたい」とリーグ2位防御率1・19の好左腕へ攻略を誓った。