
<DeNA-ヤクルト>◇1日◇横浜
DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、8回2失点の好投で3勝目の権利を手にした。
プレーボール直後、いきなり先頭打者弾を被弾も、直後の攻撃で1点を返し試合は振り出しに戻った。奪三振数リーグトップの右腕だがナックルカーブを武器に、この日は打たせて取る投球でゲームメーク。球数90球を超えて上がった同点8回のマウンドでは、安打と四球で2死満塁とこの日最大のピンチを招いた。
迎えた強打者オスナとの対戦。156キロ高め直球で打たせ、中堅桑原と右翼手度会が衝突しそうになりながらも、度会がジェスチャーをしてなんとか捕球。マウンド上で膝を突きながら心配そうに打球の行方を見ていた右腕は、捕球を確認すると安堵の表情を浮かべた。
8回裏の攻撃で代打が送られ、代わった梶原が1死から左中間への二塁打で出塁。なおも2死一、二塁から、佐野の中越え適時二塁打で勝ち越しに成功。右腕の好投に打線が応え、バウアーは3勝目の権利を獲得した。