
<オリックス3-2西武>◇31日◇ほっともっと神戸
2位オリックスは今季5度目のサヨナラ勝ちで、3位西武とのゲーム差を1に広げた。2-2同点の11回、野口智哉内野手(25)が西武5番手山田から左越えに劇的なソロを放った。自身初となるサヨナラ本塁打。野口はお立ち台で喜びを語った。
◇ ◇ ◇
-今シーズン第1号、自身初となるサヨナラ本塁打
「いやもう最高っす」
-延長11回2死走者なしの場面だった
「まあ、前の打席のチャンスで打てなかったんで、ほんとなんとか取り返そうと思って。はい、打席入りました」
-本塁打狙い
「いや、狙っては…」
-打球はスタンドへ飛び込んだ
「まあ本当に落ちるボールやったと思うんですけど、まあうまく拾えたんで、長打にはなるかなと思いながら走ってました」
-今季はサヨナラ勝ちが多い
「そうですね。やっぱみんな勝負強いんで。はい。そういうところがサヨナラ勝ちが多い要因やと思います」
-チームの打撃陣の力をどう感じている
「そうですね。本当に刺激もらってます」
-5回終了時には神戸の夜空に花火が上がった。ご覧になっていた?
「いや、試合集中してたんで見てないっす」
-野口選手自身が大きな花火を打ち上げてくれた
「はい、最高です」
-今日は3万4000人を超える観客が来場。95年当時のオリックスブルーウェーブのユニホームについては?
「いや、逆にどうっすか?」
-皆さん、似合っていますよね?
「あ、ありがとうございます」
-ファンにメッセージを
「なかなか出番が少なくて悔しいこともあるんですけど、出た時はもう皆さんの期待に応えたいという思いで練習してるんで、はい。また熱い応援よろしくお願いします」
◆野口智哉(のぐち・ともや)1999年(平11)9月20日生まれ、奈良県出身。鳴門渦潮(徳島)3年夏の甲子園に3番遊撃で出場。初戦の日本文理(新潟)戦で2安打を放ち、投手として1回を無失点に抑えるも敗退。関大に進み、シュアな打撃で4年秋の関西学生リーグで打率3割6分1厘、2本塁打、7打点でMVP。21年ドラフト2位でオリックス入団。本職は遊撃だが二塁、三塁、外野をこなすユーティリティーとして活躍中。181センチ、95キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は2000万円。