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【解析料理】新潟 トップチーム人件費J1で下から2番目「全員が戦力」から「構想外?」も数人


アルビレックス新潟は2024年度の経営状況で3億3500万円の黒字を報告し、6期連続の黒字を達成。しかし、トップチームの人件費はJ1で下から2番目に少なく、主力選手の流出が続いている。新戦力として加わった選手たちも即戦力とは言えず、出場機会が限られている状況が続く。特に注目されたブラジル人MFミゲル・シルヴェイラはわずか68分の出場に留まっている。5月の試合では守備のミスが響き、0-3での敗戦が今季最悪となった。監督の樹森大介はチームスタイルの再考を迫られており、J1残留を目指して立て直しを図る必要がある。

新潟樹森大介監督=25年4月

Jリーグは5月27日、3月決算の2クラブ(柏、湘南)を除く、J1とJ2、J3の58クラブの2024年度経営状況を開示した。昨季16位でJ1残留を果たしたアルビレックス新潟は3億3500万円の黒字で、6期連続の黒字となったが、トップチーム人件費(移籍関連費用除く)はJ1で下から2番目に少ない9億7000万円。J1平均が21億3000万円となっており、主力選手の移籍はやむなしか。

今季は開幕前に正GK小島亨介が柏、FW長倉幹樹が浦和に引き抜かれ、DFトーマス・デンも横浜、第2GKだった阿部航斗も磐田へ移籍。FW鈴木孝司が現役を引退した。そんな中、多くの新戦力が加わったが、ここまで出場機会を得ているのはDFジェイソン・ゲリア(メルボルンビクトリー)とMF新井泰貴(J2藤枝)くらいだ。

補強の目玉とされたブラジル人MFミゲル・シルヴェイラ(ソチ)は出場時間68分。FW若月大和(J2山口)が51分、DF森昂大(J2徳島)が49分、MF落合陸(J2水戸)が9分の出場にとどまるなど、期待された新戦力が即戦力ではなく、「構想外」のような扱いになっている。

国際Aマッチ期間による中断前最後の試合となった5月31日の名古屋戦は新卒加入のDF稲村隼翔のミスもあって0-3で敗れた。3点差での敗戦は今季ワースト。失点数も27となり、同日現在でリーグワーストタイとなった。昨季の主力だったMF宮本英治が3試合連続で出番なし。昨季まであった「全員が戦力」という雰囲気は感じない。

昨季準優勝だったルヴァン杯でも5月21日の1次ラウンド3回戦で東京Vに0-2で敗戦。その東京Vは昨季のトップチーム人件費が新潟を下回る9億200万円だったにもかかわらず、経験豊富な城福浩監督の下、複数の期限付き移籍選手を活用するなどで6位躍進を果たし、今季も中位につける。

一方の新潟は今季19位に低迷。J1残留へ。樹森大介監督はこの中断期間中に「もう一回、新潟のスタイルを見つめなおさないといけない」と立て直しを期した。【石川秀和】

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