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【新潟】堀米雄斗主将が樹森監督に戦術変更を直訴 意見ぶつけ合ってつかんだホーム戦今季初白星


アルビレックス新潟はJ1第18節で湘南ベルマーレを2-1で破り、昨年9月以来のホーム勝利を253日ぶりに迎えました。新潟は、原点回帰を目指し、丁寧なパスでのビルドアップスタイルを再確認し、挑戦的なプレイを展開しました。試合開始から湘南に先制されるも、FW谷口海斗の今季初得点で追い付き、後半には小見洋太が決勝点を挙げ、勝利を手にしました。堀米主将は試合終了後の歓喜の中で、「サポーターへの感謝」と「チームのスタイル再定義の重要性」を強調しました。次節は名古屋とのアウェー戦で、さらなる上昇を狙います。

試合終了後、ベンチを飛び出して喜ぶ新潟・堀米主将(左)(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟2-1湘南>◇25日◇第18節第2日◇デンカS

アルビレックス新潟は湘南ベルマーレを2-1で破り、リーグ戦では昨季9月の湘南ベルマーレ戦(3-1)以来253日ぶりとなるホーム白星を挙げた。

左DF堀米悠斗主将(30)を軸に、後方から丁寧にビルドアップするスタイルに原点回帰。0-1の前半31分、FW谷口海斗(29)の今季初得点で同点に追いつくと、後半26分に右MF小見洋太(22)が勝ち越し点を奪った。サポーターはもちろん、元同僚でシントトロイデンMF伊藤涼太郎(27)が試合を見守る中、ホームで念願の勝利をつかんだ。

  ◇  ◇  ◇

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、交代でピッチを退いていた堀米はベンチを飛び出し、253日ぶりのホーム勝利に感情を爆発させた。

「ここで負けたら終わりだ、という気持ちでピッチに入った。サポーターに感謝しかないし、一緒に万歳をしてくれた子どもたちも毎試合、勝利を信じてくれている。良かった」

原点回帰-。新指揮官を迎えた今季、クラブはパスをつないで前進する独自スタイルを継続するのか、新しい形にシフトチェンジするのか。あいまいなまま試合を続け白星を逃した。前節18日は岡山に1-2で敗戦。続く21日の東京Vとのルヴァン杯3回戦も0-2で完敗だった。「冷静になると言えないと思ったので、ある程度、感情的な状態のまま、今、思っていることを伝えようと思った」。

悪い流れを絶つためにアクションを起こした。堀米は選手たちのいろいろな意見をまとめ、22日に寺川強化本部長、樹森監督と話し合った。「本来であればチームの目指すスタイルに、一選手が口を出すことではない」と悩んだが、「やっぱりこのチームをよくしたいし、J1に残したい。本当に捨ててはいけないスタイル、というのを再定義したほうがいいと思った」。

意見をすり合わせたことで、チームが進むべき方向性が明確化になった。今節に向けた短い準備期間で「新潟スタイル」を再確認。序盤に相手のスーパーゴールで先制されたが、ブレずに自分たちのスタイルを貫いて今季ホーム初勝利。狂っていた歯車が、再び前に向けて動き始めた。

試合後はガッチリと樹森監督と握手を交わし、抱き合って健闘をたたえ合った。「本当に、かなり失礼なことをしたと思っている。そこは受け入れてくれた監督に感謝しなければならない。勝ちたい気持ちはみんな一緒。勝って抱き合うことで再確認できる。すごくいい勝利だった」とうなずいた。この日の勝利を起爆剤に19位からのジャンプアップを狙う。次節31日は敵地で名古屋と対戦。連勝すれば景色がガラッと変わる。「まだまだ厳しい立場に変わりはない。昨季はアウェーで何も起こらないゲームをしてしまった。しっかりとリベンジしたい」。新潟がここから反転攻勢に出る。【小林忠】

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