
<ドジャース8-5ヤンキース>◇30日(日本時間31日)◇ドジャースタジアム
5試合ぶりの1発も、MVP対決初戦で敗れた。
昨季ア・リーグ本塁打王でMVPのヤンキース、アーロン・ジャッジ外野手(33)がドジャース戦で初回にバックスクリーンへ飛距離446フィート(約136メートル)の先制特大弾。だが、その裏、今度は昨季ナ・リーグ本塁打王&MVPのドジャース大谷が初球を先頭打者本塁打し、チームも逆転負け。昨季MVP2人による初回のアーチ競演に、ジャッジは「(大谷は)僕のまねをしているのかと思ったよ」と苦笑いし「本当に素晴らしい選手。球界で最高の選手と評されるのには理由がある。打席でも、走塁でも、マウンドでも特別な存在」と、ライバルをたたえた。
ジャッジ自身、これまで2度のMVPに輝き、今季もキャリアハイの成績を残す勢いだ。だが、大谷には「変わらない安定感。毎年毎年、あれだけの数字を残している。彼がやってのけていることはすさまじいよ」と舌を巻く。6回には大谷が放った打球を追い、フェンス際でジャンプするも届かず、見送った。「打った瞬間はフェンスに当たるか、キャッチできるチャンスがあると思った。でも、回転の影響かはわからないけど、打球が飛び続けた。彼が最高のホームランバッターの1人である理由だよ」と称賛した。
昨年のワールドシリーズ以来となったド軍との3連戦。2戦目(日本時間1日)に向け「切り替えて、明日やり返すしかない」と力を込めた。