
<東京6大学野球:早大-慶大>◇第8週第1日◇31日◇神宮
早大OBでソフトバンクなどで投手として活躍した和田毅氏(44)が、「東京6大学野球連盟創設100年」を記念したレジェンド始球式に登場した。
マウンドに上がった途端に雨が強まったが動じなかった。昨年まで現役で活躍した左腕は「雨だったので。投手の気持ちも分かる」と足場に気を配り、マウンド手前から投げた。美しいワインドアップから放たれた直球は外角いっぱいに決まり「100点です」と振り返った。
03年のオール早慶戦以来22年ぶりに母校のユニホームに袖を通した。東京6大学通算476奪三振の連盟記録を持つドクターKは現役時代と同じ背番号「18」を背負い、16年6月15日(ヤクルト戦)以来9年ぶりに神宮のマウンドに帰ってきた。早大在学時の恩師・野村徹氏が見守る中での投球に「身が引き締まる思い」と話した。リーグ戦3連覇には早慶戦の連勝が絶対条件の母校に「100年の歴史の中で5連覇しているチームはない。今挑戦できるのは早稲田しかいないので、連勝してほしい」とエールを送った。