
<広島2-5阪神>◇30日◇マツダスタジアム
敵地での3連戦初戦をものにした阪神が今季最多タイの貯金8に戻した。先発村上頌樹投手(26)が2回に連打で1点の先制を許す立ち上がり。4回まで広島先発森下暢仁投手(27)を打ち崩せなかったが、5回に打線粘りを見せた。2死二塁で近本光司外野手(30)が、今季苦手にしていた広島右腕から通算1000安打まであと6にする中前適時同点打。中野が連打で続き2死一、三塁にすると2打席目までマルチ安打の森下翔太外野手(24)が左翼への浅いフライ。しかし、左翼と遊撃が交錯する敵失(遊撃失策)の間に2点を勝ち越した。
村上は7回3安打1失点で、両リーグトップの7勝目。阪神は敗れれば2位にゲーム差なしに迫られる可能性もあったが、旧知を脱出。3連続カード勝ち越しへ大きな1勝を手にした。