
<アイオワ-シラキュース>◇29日(日本時間30日)◇アイオワ州デモイン
カブス傘下3Aアイオワの前田健太投手(37)が、またしても大炎上した。メッツ傘下3Aシラキュース戦に先発し、1回0/3を投げて7安打9失点、3四球2三振。カブスとマイナー契約後、3試合で防御率24・30となった。
前田は初回、1番ギルバートにストレートの四球を与え、次打者には89・4マイル(約143・9キロ)の初球フォーシームを二塁打にされわずか5球で失点。3番マウリシオを空振り三振、元オリックスの4番メネセスは三ゴロに仕留めて2死を奪ったが、そこから5人連続安打を浴びて初回だけで6点を失った。
2回も続投したが、先頭から2者連続で四球を与え、メネセスに左前打を許し無死満塁で降板。後を受けた右腕が走者3人を返し、前田に計9失点が記録された。47球中27球がストライクで、最速は91・2マイル(約146・8キロ)だった。
前田はドジャース、ツインズを経て23年オフにタイガース加入。今季はリリーフとして開幕を迎えたが、7試合で防御率7・88と苦戦し7日に自由契約。16日にカブスとマイナー契約を結んだが、初登板は2回4失点、前回23日は4回途中5失点と乱調が続いていた。メジャー通算226試合(先発172)で68勝56敗、10ホールド6セーブ、防御率4・20。