
<明治安田J1:町田0-3横浜>◇31日◇第19節◇Gスタ
最下位の横浜F・マリノスはFW遠野大弥が2ゴールを挙げるなどし、アウェーでFC町田ゼルビアに3-0と快勝した。7連敗後の2連勝となった。
立ち上がりは不安定だった。町田に押し込まれ、前半6分にCKからDF昌子源に頭で押し込まれた。先制点かと思われたが、VARチェックでポジショニングを巡り町田側にファウルがあり、得点は取り消しとなった。
次第に落ち着きを取り戻すと前半24分、テンポノイイパスワークからDF永戸勝也のパスを受けた遠野が左45度の位置から右足を振り抜き、ゴール右隅へ鮮やかなシュートを打ち抜いた。
勢い付いた横浜は続けて前半27分、ロングパスからFWヤン・マテウスが右から抜け出し、フリーで中央へ折り返し。アンデルソン・ロペスがダミーとなり、その背後から入った遠野が右足で冷静にゴール右隅へと流し込んだ。今季5点目。乗りに乗る遠野の連続ゴールで一気に突き放した。
町田は後半開始から韓国代表FWオ・セフン、MFナ・サンホを入れて反撃に出てきた中、38歳GK飯倉大樹が体を張った守りでチームを鼓舞。ゴール前に押し込まれる時間帯も多かったが、チーム一体となったディフェンスで無失点で乗り切った。
後半アデショナルタイムには右サイドからFW井上健太がドリブルで持ちこみ、鋭く折り返したボールがオウンゴールを誘発。駄目押しの3点目となった。
クラブ史上最多の7連敗を喫したが、前節の鹿島アントラーズ戦に3-1と快勝。息を吹き返したチームは2連勝となった。最下位の20位ながら今季3勝目を挙げ、勝ち点を14に伸ばした。この日19位のアルビレックス新潟が名古屋に0-3と敗れた。1試合少ないながら勝ち点差は2まで詰まり、最下位脱出が見えてきた。