
<巨人4-1広島>◇28日◇金沢
広島の新人佐々木泰内野手(22)が巨人守護神マルティネスからプロ初の三塁打を記録した。
3点を追う9回2死走者なし。プロ入り初の代打起用にも、集中力は研ぎ澄まされていた。「自分はどんな打席でも結果を出しに行く立場。代打とはスタメンとか関係なしに、1打席1打席が重要なので必死でやりました」。変化球2球で追い込まれると、3球目の低め変化球をファウルでしのいだ。4球目の158キロを見逃し、続く低めにボールとなる変化球も見極めた。
カウント2-2からの6球目。低めのチェンジアップを粘り腰で拾った。右中間を破る当たりに、二塁を蹴って三塁へ。「自信になりました。あの速い真っすぐは頭にあったんですけど、何とか変化球について行けたので良かったと思います」。得点にはつながらずチームは敗れたものの、開幕から無失点投球を続ける巨人守護神から意地の一打を放った。