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【ソフトバンク】佐藤直樹「前歯あった」…フェンス激突も勝利導く好捕 小久保監督「直樹の日」


ソフトバンクの佐藤直樹外野手が17日の楽天戦で見事な活躍を見せ、チームの連敗を阻止しました。試合はみずほペイペイドームで行われ、佐藤は「2番中堅」でスタメン出場。特に6回表の守備で、フェンスに激突しながらも大飛球を好捕し、同点を阻止するスーパーキャッチを披露しました。打撃でも5回に右越え三塁打を放ち、勝ち越し点を呼び込む活躍を見せました。この日は「ピンクフルデー」のイベントが行われており、女性ファンを含む多くの観客を魅了しました。佐藤はドラフト1位で入団後、選手としての危機を経験するも、苦難を乗り越えた精神力でチームを支えています。

ソフトバンク対楽天 ハリーホーク(左)とタッチを交わす佐藤直(撮影・林敢治)

<ソフトバンク2-1楽天>◇17日◇みずほペイペイドーム

タカの苦労人が大仕事だ! ソフトバンク佐藤直樹外野手(26)が魂のプレーでチームを救った。「2番中堅」でスタメン出場。1点リードで迎えた6回表の守備で大飛球をフェンスに激突しながら好捕。バットでは5回1死から勝ち越し点を呼び込む右越え三塁打を放った。毎年恒例の人気イベント「ピンクフルデー」で埋まった4万人超えのファンも大喜びだ。背番号30の活躍でチームは連敗を阻止し、借金を1に。3位オリックスとは1ゲーム差に迫った。

   ◇   ◇   ◇

中堅の佐藤直がスーパーキャッチした瞬間、ピンク一色に染まったスタンドが歓声を上げた。“超ビッグプレー”が飛び出したのは1点リードで迎えた6回表の守備だ。無死一塁。楽天の2番小森が放った大飛球が右中間方向へ。抜ければ、間違いなく同点になる…。「捕ることに必死で」。無心で、懸命に、半身姿勢で追う。最後はフェンスに激突し、その場で倒れ込む。ただ、打球はしっかりとグラブに収めていた。駆け寄った右翼手の柳町に問いかけた。

「前歯ありますか?」

口と鼻を強打し、思わず口元を押さえた。幸いにも無傷で「(歯)あったんで…。強い歯に産んでくれた親に感謝です」と笑った。小久保監督は「今日は直樹の日じゃないですか。今日は彼の活躍で僅差のゲームをものにできた」とガッツある好捕に最敬礼だった。

バットでは勝ち越し点を呼び込んだ。1-1の5回1死で右越え三塁打。楽天松井の初球、真ん中直球を仕留めた。打球はフェンスに跳ね返り、ボールが転々とする間に一気に三塁まで激走。続く、栗原の一ゴロで決勝のホームを踏んだ。これで出場6試合連続安打で「しっかり打つべき球を打つことに集中している」。好球必打を徹底し、打撃好調をキープする。さらにこの日は女性ファンを意識した「ピンクフルデー」と銘打った人気イベント試合。タカガールも、ひたむきで必死な背番号30の姿に胸を打たれたに違いない。

苦労人だ。19年ドラフト1位で入団も、23年オフに戦力外通告を受けた。育成選手で再出発し、昨年6月に支配下復帰。1度どん底を経験したことで、強く芽生えた感情は感謝だった。「試合に出られてることに感謝して、全力でやることだけを意識しています」と胸を張った。チームは連敗を阻止し、本拠地楽天戦は今季5戦目で初勝利。借金を1とし、3位オリックスには1ゲーム差と迫った。【佐藤究】

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