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代表復帰の佐野海舟、1年越しの謝罪会見「一番大事な時期に甘さがあった」一時は引退も考慮


日本代表MFの佐野海舟が千葉市内で謝罪会見を開き、昨年の逮捕騒動について反省を述べた。不同意性交の容疑で逮捕された後、不起訴処分となり、ドイツへ渡って以降初めて国内で公に発言。会見では自身の軽率な行動について謝罪し、サッカーを通じて社会に貢献すると誓った。逮捕後には一時引退も考えたが、ドイツでは社会活動に参加するなど再評価された。代表復帰を果たした彼は「日本サッカーのために戦う」と意気込みを示した。

会見した佐野海舟

昨年7月に不同意性交容疑で逮捕された後、不起訴処分となって渡独していた日本代表MF佐野海舟(24=マインツ)が28日、千葉市内で10カ月後の謝罪会見を開いた。26年W杯北中米大会アジア最終予選オーストラリア戦(6月5日、パース)インドネシア戦(10日、パナスタ)での代表復帰を受け、騒動後初めて国内で取材対応。一時は引退を考えたことも明らかにしたが、認識や行動の甘さを猛省し、けじめをつけた。

   ◇   ◇   ◇

佐野海は、黒のスーツに紺のネクタイ姿で記者団の前に現れた。額から、大粒の汗が流れる。緊張は隠せないが、神妙に「自分の行動によって、たくさんの方々にご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした。今後も行動、言動で自分の出せるものを出し続けていきたいですし、プレー以外でも自分にできることを考え、社会に貢献していきたいと思っています」と謝罪して頭を下げた。

鹿島からマインツへの移籍が発表された直後の昨年7月14日、不同意性交容疑で逮捕された。29日に釈放されて8月8日に検察から不起訴処分。その後、国内メディアの前に出ることなくドイツへ渡り、沈黙を貫いた。競技人生を大きく羽ばたかせる海外移籍と事件が重なったことを踏まえ「一番大事な時期に甘さがあった」と猛省。「サッカーをやれるチャンスがもらえた以上、しっかりやっていかないと」と力を込めた。

事件の詳細は法的観点などで「自分の口から回答することはできない」ものの「反省しています」。逮捕後10日間ほどの勾留期間には、引退も頭をよぎった。「自分を見つめ直し、考えて考えて。でも、行動につなげないと意味がない」。ドイツでは子供病院の慰問など社会活動に参加した。「どんどんそういう活動をしたい」。評価するのは周囲。言動で返すしかない。

昨年1~2月のアジア杯以来となる代表活動には「自分に対する賛否はもちろんあると思っていますが、日本サッカーのために戦うしかない」。23日のメンバー発表で森保監督が「家族」と表現した映像も見た。「そう思ってもらっている以上、期待を裏切ってはいけない」。覚悟を言葉に、にじませた。【佐藤隆志】

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