
<阪神1-0DeNA>◇27日◇倉敷
阪神才木浩人投手(26)がサイ・ヤング賞右腕バウアーと投手戦を演じた。7回途中6安打無失点。毎回走者を出しながらも、粘りの投球で先制点を渡さなかった。「粘りというか、ヒットを打たれるタイミングが良かった。そういう意味では粘れたかなと思います」。
今季3度目の地方球場で気迫の117球。降板した7回は2連続四球で無死一、二塁を招いたが、牧を直球で押し込み中飛に打ち取った。直後に降板となったが、及川の好救援に助けられてピンチを脱出。「次はしっかり投げてリリーフを助けられるように」。次戦の恩返しを誓った。
5月は4試合計27回1/3を投げ、1失点のみ。2勝0敗、防御率0・33と抜群の成績で1カ月を終えた。「一番は点を取られないことが大事。これを継続して、リズムのいい見栄えのいいピッチングができたら。今日みたいに急に乱れるピッチングがないようにやっていきたい」。修正点も胸に、6月も快投を重ねる。