
<春季北海道高校野球:知内3-2北照>◇26日◇1回戦◇札幌円山
知内が延長11回タイブレークの末、北照をサヨナラで下し、22年以来3年ぶりベスト8進出を決めた。春全道勝利は、1回戦で駒大苫小牧を破った同年の前回出場に続く。9回に2-2の同点に追いつかれ、延長戦に突入。タイブレークの10、11回ともに相手に点を与えず、11回1死満塁で5番・中島琥雅内野手(3年)が右犠飛を放ち、勝利した。
1死一、三塁で前打者の4番・松浦悠月内野手(3年)が申告敬遠で出塁。4打席無安打だった中島は「プレッシャーはなくて、冷静に打席に入れた」。狙った直球に思いっきりバットを振り抜き、右翼へ打球を飛ばした。「ずっと我慢強くできたので、この勝ちは結構いいもの」と喜んだ。
昨年7月に高草木穣監督(57)が就任。初陣の秋は、函館地区2回戦で函館中部に0-1で惜敗した。「去年の秋に悔しい負け方をしているので、冬の間頑張った。3年生も伸びている。夏に向けて1試合でも多く試合をやる」と話した。