
<高校野球春季関東大会:健大高崎3-1習志野>◇準々決勝◇20日◇ノーブルホームスタジアム水戸
7年ぶりの準々決勝に挑んだ習志野(千葉2位)は投手陣が粘れず、センバツ4強の健大高崎(群馬1位)に逆転負けを喫した。優勝した2011年以来、14年ぶりのベスト4進出を逃した。
2回、林響己外野手(2年)の中前適時打で先制。しかし3回、先発の安田塁投手(3年)がつかまり同点を許し、4回には2連続長短打で勝ち越された。
7回途中からは向井脩人投手(3年)が初戦の佐野日大戦に続いて救援。2者連続の三振を奪って流れをつくったが、チームはその裏の攻撃で本盗に失敗し、流れを失った。9回にも1失点し、打線は健大高崎の4投手リレーの前に力尽きた。
習志野の小林徹監督(63)は「2試合では計れないぐらい子どもたちには何十試合、何百試合分の収穫があった大会だった。夏に向けてほんの少し自信と課題を見つける機会になった」と総括した。