
<明治安田J1:新潟2-1湘南>◇25日◇第18節第2日◇デンカS
アルビレックス新潟が湘南ベルマーレを2-1で破り、リーグ戦では昨季9月の湘南戦(3-1)以来253日ぶりとなるホーム白星を挙げた。
リーグ通算100試合目の出場となったFW小見洋太(22)が1-1の後半26分、FW谷口海斗(29)のラストパスから右足で勝ち越しゴールを決めた。「トラップを狙い通りの位置におけたので、狙ったコースに打てた」と今季2得点目を振り返った。
この日は右MFの位置で先発出場し、得点シーン以外にも果敢なドリブル突破でパスサッカーに変化を起こし続けた。ようやくつかんだ今季ホーム初勝利。「やっぱり、勝つって大変だなって感じたゲームでもあった。勝ったのはうれしい。幸せな気持ち」と笑顔を輝かせた。
試合後は「ふがいない試合が続いて申し訳なかった」。自然と涙が流れた。自身のゴールが決勝点となり3勝目をつかんだが、順位はJ2降格圏の19位に沈む。反撃開始に向け「こういう試合をもっと増やして、降格圏を脱出できるようにやっていきたい。自分たちらしさを表現してこういう結果につながったので、そこは信じてサポーターについて来てほしい。後押ししてほしいと思います」。どんな時も味方でいてくれる新潟サポーターと共闘し、順位を上げていく。【小林忠】