
<UEFAヨーロッパリーグ(EL):トットナム1-0マンチェスターU>◇21日(日本時間22日)◇決勝◇スペイン・ビルバオ
イングランド対決となった決勝は、トットナムがマンチェスター・ユナイテッドを1-0で下し、1999年に新規大会となって以降の初優勝を果たした。前身のUEFAカップは2度(1971-72年、83-84年)制しており、41年ぶり3度目の栄冠となった。
なおヨーロッパリーグはUEFAカップにUEFAカップウイナーズカップ(CWC)を統合した大会。62-63年にCWCも1度(62-63年)制しており、欧州カップ戦では通算4度目の優勝となった。
トットナムは前半42分、左からMFサールが右足で送ったインスイングのクロスボールにFWジョンソンが飛び込み、ワンタッチシュート。右足に当たり損ねたボールは、相手DFショーンの体に当たってゴールイン。均衡を破った。
1点を追うマンチェスターUの攻勢を受け、懸命に守った。後半24分にはFWホイルンドに決定的なヘディングシュートを打たれたが、DFファンデフェンがゴールライン際でジャンピングクリア。スーパープレーで危機を脱出した。
その後も自陣ゴール前に押し込まれる展開が続いたが、チーム一体となった守りで次々とシュートブロック。アディショナルタイムにはGKビカーリオのファイセーブも飛び出し、今季公式戦3戦全勝と相性の良いマンチェスターUをまたも下した。
プレミアリーグでは1試合を残して17位とギリギリで残留を果たしたトットナムだが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にした。
また、ポステコグルー監督にとっては欧州主要大会初タイトル。試合終了のホイッスルに満面の笑みで喜びを表した。古巣の横浜F・マリノスがJ1でクラブ史上ワースト7連敗での最下位と大不振の中、かつての指揮官が朗報をもたらした。