
<明治安田J1:川崎F2-2浦和>◇21日◇第13節◇U等々力
川崎フロンターレは浦和レッズにホームで試合終了間際に追いつかれ、2-2で引き分けた。
今季初の3連勝を逃した長谷部茂利監督(54)は、「攻撃面、守備面で悪くはなかった。失点をしたことも含めて、2失点目も含めて全体的に少し物足りなかった。ホームだし、残り1分、数十秒で取られてしまった。もう少しやり方があったんじゃないかなと思います」と唇をかんだ。
前半42分に先制を許したが、同追加タイムにセットプレーからMFマルシーニョ(30)がボレーを決めて追いついた。後半はホームの声援を受けてゴール前まで迫り、同41分に途中出場のMF瀬川祐輔(31)が一時逆転のゴールを奪った。勝ち点3をつかみかけたが、同追加タイム4分に課題のクロスから同点弾を浴びた。
準優勝したアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)から帰国後、過密日程が組まれている。5連戦の4試合目。疲労は色濃いが、総力戦で臨んでいる。この日は前半32分にFWエリソン(26)が味方と交錯して負傷交代した。指揮官は「大変なスケジュールを組んでいただいています。本当に選手が壊れてしまいます。他のチームでも壊れていると思うんですけど、選手には頭が上がりません」とチクリ。その上で「ただ選手たちはよくやってくれた。勝ち点1を前向きに捉えたい」と前を向いた。