starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【阪神】伊原陵人3勝目 背中のアンテナで本盗察知「足を上げた時点で分かった」経験がもの言う


阪神タイガースの伊原陵人投手は、18日の広島戦で重要な6回を見事に乗り越え、チームの勝利に貢献しました。試合の6回には、広島の中村奨による本盗を冷静に阻止。伊原は足を上げた瞬間に本盗を察知し、スライダーの握りで投球動作を短縮し対応しました。このプレーでチームはピンチを脱し、その後の攻撃で逆転しました。彼自身は、長いイニングを投げたいとの意欲を示しながらも、この試合での投球を評価。また、同級生の森下が決勝打を放ったことに喜びを表現しました。彼の直球は回転数が毎分2600であり、質の高さを誇ります。この試合で1失点に抑えた伊原は、監督からの評価も高く、ますますチームの中心選手として期待されています。

阪神対広島 お立ち台で笑顔を見せる森下(左)と伊原(撮影・宮崎幸一)

<阪神3-1広島>◇18日◇甲子園

走った! あちこちから声が飛び、客席はどよめいた。甲子園の異変を、阪神伊原陵人投手(24)は背中で察知した。0-1の6回2死三塁。中村奨が本盗を狙ってきた。「(広島は)そういうチームなので頭にありました。足を上げた時点で分かったので、慌てることはなかった」。足を上げてから投球動作を瞬時に短縮。スライダーの握りのまま投げた。余裕をもってタッチアウト。奇襲にも冷静に対応した。

アマの第一線で場数を踏んできた左腕の真骨頂。これで大事な6回を乗り越えた。代打を出された裏の攻撃で逆転。3勝目を手にした。「もっと長いイニングを投げて貢献したいけど、6回投げきれたところがよかった」。同学年の森下の決勝打には大喜び。お立ち台に2人で上がった。

小さな体だが直球の割合がほぼ半分。それが可能なのは直球の質が高いから。回転数は毎分2600と一流並み。NTT西日本に入社当初は2000台の前半だったが、徹底した体力強化が実り、1年で球速が平均5キロ増、回転数もトップレベルに。回転について「ブルペンでは普通だけど、僕の場合は公式戦でしかいい数値が出ないんです」と苦笑い。真剣勝負になると大変身。この日も要所で、コーナーぎりぎりに極上の直球を突き刺した。

やや制球を乱しながら1巡目はパーフェクト。次第に調子を上げ、4回の1失点だけに収めた。藤川監督は「すぐにスタイルを取り戻すところはさすが。先発に慣れてきた証しかも」と評価した。投げるたびにドラフト1位の真価を発揮する背番号18は「3勝は僕の力じゃない。野手の方に感謝したい。これだけたくさんの方に大きい声を出してもらえることもない。意気に感じて、やらせてもらっています」。甲子園の主役が似合う男になってきた。【柏原誠】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.