
<阪神3-1広島>◇18日◇甲子園
首位阪神が逆転勝ちで広島に連勝を飾り、ゲーム差を1・5に広げた。今カードは16日の第1戦は2-4で黒星を喫し首位陥落。17日の第2戦は5-2で白星を挙げ首位に返り咲き、この日の白星で2カードぶりの勝ち越しを決めた。
先発のルーキー伊原陵人投手(24)が6回4安打1失点で3勝目。キレのある直球にカーブやスライダーを織り交ぜ、3回まで無安打に抑える完全投球。4回1死から菊池、ファビアンに連打を浴びて2死二、三塁から末包に先制犠飛を許すも、6回降板直後に味方が逆手。ベンチの伊原も手をたたいて喜んだ。
2回無死二塁、3回無死三塁の好機で無得点に終わった打線だったが、6回に一気に逆転。先頭の代打前川が右前打で出塁すると、1死二塁から中野拓夢内野手(28)が左前打。これを左翼手ファビアンがファンブルし、その間に代走で出ていた二塁走者の熊谷が生還。同点に追いつきなおも1死二塁で、森下翔太外野手(24)が左前適時打で続き勝ち越した。
さらに7回2死二、三塁で中野が二塁への内野安打を放ち1点を追加。首位攻防3連戦で2勝1敗と勝利した。
阪神は20日から巨人3連戦(甲子園)。本拠地で上位との対決が続く。