
<巨人1-7阪神>◇6日◇東京ドーム
阪神が巨人との直接対決で連日の快勝を収め、4月29日以来となる単独首位に立った。
これで球団史上初となる東京ドームで開幕から無傷の5連勝。2カード連続の勝ち越しを決め、この日も敵地の「伝統の一戦」で圧倒的な強さを見せた。
初回から3イニング連続で2得点し、一気に主導権を握った。1回1死三塁で森下翔太外野手(24)が先制の左前適時打。さらに2死一、二塁で小幡竜平内野手(24)が右翼へ2点目の適時二塁打を放った。
2回は2死一塁で、森下が巨人先発井上から3試合連続となる5号2ラン。虎党が待つ左翼席中段に運び勢いづけると、3回2死一、二塁で近本光司外野手(30)が右翼線へ2点適時三塁打を放ち、序盤で6点のリードを奪った。
6回に1点をかえされるも、8回に先頭の代打木浪聖也内野手(30)の左翼への二塁打から好機をつくり、敵失で1点を追加した。
先発の才木浩人投手(26)は5回4安打無失点で今季3勝目。この日は「7番左翼」でプロ初スタメンとなった高卒4年目の中川勇斗捕手(21)が好守備を連発し、5回にプロ初安打を放つなど明るい流れをもたらした。今季初の2ケタ得点で勝利した前夜5日に続き、打線が快勝に導いた。