
<巨人4-7中日>◇18日◇東京ドーム
盆と正月にクリスマスまでやってきた? 中日が1試合4発で空中戦を制した。7回に7番山本泰寛内野手(31)が2打席連発となる2号ソロを放つと、板山祐太郎内野手(31)の1号2ランが飛び出し逆転に成功。6安打で今季最多7得点を挙げた。チームは昨年からの東京ドーム連敗を9でストップ。今季初の同一カード3連敗を逃れ、借金は3に減らした。井上一樹監督(53)が試合を振り返った。
◇ ◇ ◇ ◇
-空中戦になった
井上監督 なりましたね。はい。うちのね、ゲームとしてもめったに見られないじゃないですか。珍しい感じでしたけど、今日はもう意地をみんなが出してくれました。
-山本選手が2打席連発
井上監督 ちょっと、お盆とお正月(が一緒に来た)かなって感じですけど、ちっちゃくなるなという風なことはヤス(山本)にも言ってましたし、お前な、ホームラン打つならこのグランドしかないよと。バンテリンドームは広いんで、それぐらいの気持ちでいけっていう話をしてたんですよ。まさか2本とは。
-代打板山が逆転2ラン
井上監督 なかなかスターティングメンバーというか、立つ機会がなかったんですけど、練習の感じも良かったですし、試合に出たい感がでた。そろそろ祐太郎もいい仕事してくれるんじゃないのかなっていう、ちょっとした直感です。
-東京ドームの連敗がストップ
井上監督 そこは全然僕は考えてはいなかったんですけどもね。なかなかこう囲まれた時に(報道陣が)すごく言うんで(笑い)。昨日、一昨日と黒星を喫して3つの黒星というだけはちょっと避けたいというところですし、その意地を見せて取りました。今日救われた試合でした。
-20日から横浜でDeNA戦
井上監督 今日はたまたま空中戦でしたけど、そういったことっていうのはね、ないので。みんなで伝え、全員で全力を出して、それからまたは必死になって試合に出たいっていう選手たちのオーラを感じながら指揮を執りたい。
-1試合4発は3年ぶり
井上監督 なんかそういうさ、もう何年ぶりとかさ、この球場で連敗してますねとか、そういうの好きだよね(笑い)。いや、でも、こういう結果っていうのは、多分ここにいるメンツも、俺もそうだけども、1試合に4発っていうのは予測はできてなかったし、でも、またこの大味な野球っていうようなことがみんなのなんだろうな。ちょっとこう、殻をまた1つ破ってくれるきっかけになってほしい。そういう一戦になったのかなと思います。
-山本選手、板山選手は阪神コーチ時代から見ている
井上監督 いいとこも悪いとこは僕は知ってるつもりなんで、ヤスなんかね、もうほんとに素晴らしい守備をするかと思えば、たまにポカがあるとか、集中力が切れるとか。ただ、集中した時には素晴らしいね、バッティングも趣味もするっていうのは知ってましたし。ただ、なかなか1軍に定着できずに、くすぶっていた阪神時代、ドラゴンズに拾ってもらったっていう最初の思いは持ち続けろっていうことはずっと言ってますから。最近はちょっと打席に立ってないということで、飢えていたと思います。それでホームランだったんで、あいつの喜びはもう本当に格別だと思います。
-ボスラー選手は左投手からホームラン
井上監督 いや、これもね、ぶっちゃけ迷ったんやけどね、あそこ(8回の場面)。もう行ったらええと思って、ちょっともう行ってほしいなっていうとこ。ジェイソンのホームランは大きかったですね。
-今季4番の本塁打は初
井上監督 それも好きだな。誰だろうが、6番だろうが、もうこっちは打ってくれたらもうそれでオッケーですよ。はい。もちろん、責任転嫁するつもりはないけども、うちはやっぱり、ボスラーとカリステあたりが、もうちょっとこう躍動してもらわないと点数が取れないっていうところは、もう明確なんで。今日のね、ジェイソンの1発、それからオーランド(カリステ)の最後の右中間のツーベース。この辺で気分よくして、また来週からちょっとニューボスラー、ニューカリストっていうのをちょっと期待したいと思います。
-先ほど山本選手の2打席連発が盆と正月が一緒にということだったが、板山選手の本塁打は
井上監督 クリスマス!