
バルセロナのフリック監督(60)がビリャレアル戦に向け、「ホームスタジアムでみんなと祝い、有終の美を飾りたい」と意気込みを語った。
バルセロナは18日にホームで行われるスペインリーグ第37節でビリャレアルと対戦する。試合前日にフリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
フリック監督はまず、欧州チャンピオンズリーグ圏内の5位につけるビリャレアル戦に向け、「我々は素晴らしいチームと対戦する。ビリャレアルはここ数試合本当に素晴らしい試合をしている。マルセリーノの手腕が際立っているし、キープレーヤーを何人も抱えている。彼らのプレーを見るのは楽しいんだ。明日は難しい試合になるだろうが、今季最後のホームゲームなので勝利したい。ホームスタジアムでみんなと祝い、有終の美を飾りたい」と言及した。
リーグ優勝翌日にバルセロナ市内で行われた優勝パレードについても触れた。「圧倒された。本当に素晴らしかったよ。人々や彼らの情熱を見ているとね。どうやってこの偉業を祝うのかを見るのは楽しいものだ。毎年祝うことができたら素晴らしいことになるだろう。我々は来季以降も全力で取り組んでいくつもりだ。もしかしたらまたできるかもしれない。サポーターにとっては信じられないようなことだった。本当にみんなで勝ち取ったタイトルだ」と喜びをあらわにした。
またフリック監督は、バルセロナの下部組織出身の11人でビリャレアル戦もしくは最終節のビルバオ戦に臨む可能性を問われると「内部で話し合ったが決めてはいない。その可能性もあるだろう。しかし明日まで待たなければならないし、その時に決めるつもりだ」と話した。
来季に向けて改善すべき点については、「私がよく言うように、守備は最終ラインではなく前線からスタートする。コンパクトなシステムが必要だし、ボールを保持している時は正しいポジションにいることも重要だ。ミスをした時はハーフタイムに話し合っているし、選手たちはそれを修正する方法を知っている。私は最初からすべてを明確にしたいと思っている。プレスのかけ方やそれぞれの役割を全員に知ってほしいし、ボールが動き始めた瞬間から選手たちに集中してほしい。私はそれを望んでいる」とコメントした。(高橋智行通信員)