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【ソフトバンク】打線改造で4カード連続の勝ち越し 小久保政権の“2代目4番”が躍動


ソフトバンクは西武に5-0で勝利し、監督の小久保裕紀の打線改造が成功した。中村晃が4番に起用され、第1打席で二塁打を放ち、決勝のホームを踏んだ。山川穂高は7番に降格したが特大2ランを放ち、トレード加入の秋広優人も初安打をマーク。中村の打撃が好機を演出し、チームは4カード連続勝ち越しを達成。小久保監督の決断が実を結んだ結果となった。

ソフトバンク対西武 2回裏ソフトバンク無死、中村は右越え二塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク5-0西武>◇15日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンク小久保裕紀監督(53)の決断が実った。打線改造が奏功し、4カード連続の勝ち越しに成功。小久保監督は就任以来初めて山川穂高内野手(33)を4番から外し、中村晃外野手(35)を起用した。プロ18年目のベテランは第1打席で右翼線二塁打を放ち、決勝のホームを踏んだ。7番降格の山川は鬱憤(うっぷん)を晴らす特大2ラン。トレード加入の秋広優人内野手(22)にもタカ初安打が飛び出し、快勝した。

   ◇   ◇   ◇

小久保政権の“2代目4番”が躍動した。0-0の2回、先頭の中村が右翼線二塁打。第1打席で4番起用に応え、5番柳町の先制&決勝の中前適時打につなげた。中村は「慣れてます。経験はしているので。何回かあるんでね」と泰然自若。23年以来2年ぶりに打線の中心に座ったが、場数を踏んできた打撃職人は冷静だった。通算1460安打目で好機を演出し、チームの4カード連続勝ち越しに貢献した。

小久保監督の重い決断を、勝利の結果で実らせた。就任以来レギュラーシーズンでもポストシーズンでもこだわっていた「4番山川」を変えた。主力に故障離脱が続出。その中で自身の体調不良にもくじけず打線を引っ張ってきた主砲だが、首脳陣はその責任感が重荷になっていると判断した。打率も試合前は1割台に低迷。約2週間前から考えを巡らし、前日14日の西武戦後に打線改造を決めた。新4番は「(中村)一択だった」と、監督は明かした。

開幕前には想像もつかない毎日。今季は小久保監督と「代打の神様」を目指すと約束した中村だが、主力不在の緊急事態で4月1日の日本ハム戦からスタメン起用が続いている。指揮官から「もうグローブを置いていい」と言われながら、出場35試合のうち半分以上は一塁先発だ。求められてチームに貢献する日々を「試合に出られるのでうれしいですし、毎日幸せです」と表現した。準備を怠らない中村だからこそ結果がついてきた。8回にも中前打でマルチ安打。打率2割8分3厘の安定感で、節目の1500安打まで残り39安打に迫った。

6回にはトレードで加入した秋広に移籍初安打が飛び出し、7番降格となった山川に特大2ランが生まれた。悩んだ末に小久保監督が組んだ新打順は奏功した。借金は「1」。流れを変えた小久保ホークスが、今度こそ借金を完済する。【只松憲】

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