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【日本ハム】宮西尚生「ゾーンに入って」興奮、新庄監督の言葉聞き逃す 880試合連続リリーフ


日本ハムの宮西尚生投手が、オリックス戦で880試合連続リリーフ登板し、プロ野球の新記録を樹立しました。7回2死三塁のピンチを切り抜け、試合で決勝点も入り新記録に初勝利を添えました。宮西は2008年のプロ初登板から、名投手岩瀬仁紀氏の言葉に応え続け、7年後のこの日、見事に目標を達成しました。試合後には新庄監督から声をかけられ、「一から初心に帰って野球を楽しむように」との激励を受けました。次なる目標は、岩瀬氏の持つ通算1002試合登板記録の更新です。

日本ハム対オリックス 7回途中登板し連続救援登板新記録を達成した宮西(撮影・黒川智章)

<日本ハムーオリックス>◇15日◇エスコンフィールド

日本ハム宮西尚生投手(39)が880試合連続リリーフ登板を果たし、プロ野球新記録を樹立した。0-0の7回2死三塁で登板。オリックス西川を二ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。その裏に決勝点も入って、新たな金字塔に花を添える今季初勝利もマーク。通算ホールド数に続いて2つ目のNO・1を手にした“生けるレジェンド左腕”のメモリアル快投で、チームは首位攻防3連戦を勝ち越した。

   ◇   ◇   ◇

宮西は尊敬する左腕からかけられた言葉を今でもしっかり覚えている。最優秀中継ぎ投手に輝いた18年オフのNPBアワード。その年限りで現役を退いた元中日岩瀬氏に表彰会場で初めて声をかけられた。

宮西 「俺の記録を抜かせよ」って。まさか、そういう声をかけてもらえるとも思ってなかったし、存在を知ってもらってるだけでもうれしかった。だから1歩ずつ(通算)登板数も目指してやっていきたい。

そう誓った7年後、プロ初登板から880試合目の登板は7回2死三塁の場面。連続試合リリーフ登板の記録を更新するメモリアル登板で西川を二ゴロ。ピンチを切り抜けるとベンチ前では新庄監督から花束ともに言葉もかけられた。

宮西 監督がなんか声かけてくれてんけど、興奮しててなんて言ったか全然記憶になくて(笑い)。それぐらい、もうゾーン入って何も聞こえなかった。

中継ぎとして第一線を走り続けられる、並外れた集中力のおかげで? 聞き逃した言葉は、新庄監督が試合後に明かしてくれた。「日本記録をつくってしまったから『今度は一から、新人のつもりで』って(伝えた)。また野球を“愉しんで”もらったら、もっともっと長くできると思う」。

指揮官にハッパを掛けられたように、まだまだ投げ続けなければいけない。歴代1位の通算1002試合登板の岩瀬氏を抜くまで、あと123試合ある。

宮西 もう言わんとって、しんどいから(笑い)。ここからの1試合1試合はレベルが(違う)。1試合が50試合分ぐらいの感覚。気にせず1歩1歩、地道に“らしく”いきたいな。

お立ち台では「本当に今日は、新たな日本ハムファンの記録が誕生した日です。僕だけの記録じゃないので、みなさんみんなで喜び合いましょう」とファンに語りかけた。次は9年ぶりの日本一を一緒に喜び合い、さらにその先まで…6月に40歳となる鉄腕は突っ走り続ける。【木下大輔】

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