
今夏のオーストリア1部ザルツブルクへの完全移籍が決定的となったセレッソ大阪FW北野颯太(20)が15日、大阪市内で開催された公開練習に参加。平日の午前にもかかわらず、今季最多約700人のサポーターが駆けつけた。
移籍が正式に決まれば練習場で触れあえる最後の機会となる可能性が高く、サインを求めて長蛇の列ができた。一部サポーターは北野の等身大のパネルを用意。下部組織から12年間近く在籍する若きスターは、気軽にサインに応じた。
左ふくらはぎ痛などの影響で、ここ3試合は途中出場、ベンチ外、途中出場を繰り返してきた。4連勝を懸けた18日アウェー川崎F戦は、先発復帰かは微妙ながら出場は確実視される。この日の練習もフルメニューをこなした。取材対応はなかったものの、報道陣とあいさつする表情は元気いっぱいだった。
C大阪とザルツブルクは現在、北野がJリーグでプレーする期日を巡って最終交渉中。C大阪は6月1日清水戦までの残留を主張し、先方は一刻も早い合流を希望している。いずれにせよ、今夏で欧州に飛び立つ背番号38のプレーは、残り数試合で見納めになりそうだ。