
<阪神1-0中日>◇11日◇甲子園
中日が2試合連続完封負け。借金が今季ワーストの「4」に膨らんだ。
先発松葉貴大(34)は初回2死一塁から、佐藤輝明内野手(26)に右翼フェンス直撃の先制適時二塁打を許した。2回以降は走者を背負いながらも粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく、5回80球を投げ、7安打2三振2四球1失点で今季3敗目。打線はこの日も無得点で今季8度目となる完封負けを喫した。
井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-試合を振り返り
総括すると「その1球が…」という感じかな。みんな打ちたいと思っていってるんだろうし。初球からいったり…。よく言われるように、積極性と紙一重だと言える。逆にものすごく淡白に見えちゃったというような、象徴する試合になっちゃったかなって。
-1点で投手陣がたえていた。1本出れば違う展開に
そう。だから、打席に立ってる本人が1番しまったと思っていると思うんだ。難しいところ。バットが出てこなくなっちゃう危険性とか、そういったことも考えれば難しいところもあるから。でも、本当にこうやって1点を取るか取らないかというような試合になると、結局、最初に言ったように「その1球が」というのが大事になってくる。それをすごく思い知らされた試合だったかな。
-6回、カリステのバント失敗のシーン
あそこで普通にパントするよりも、あいつの場合はそういった(打つ構えからバントする)方が得意。無死一、二塁でカリステ。俺の中では打つ選択より、進めてくれという選択があった。作戦を講じてミスが起きるというのはあることだけど、そういうのも含めて「その1球が」という部類に。
-打線の組み替えも
(阪神先発の)伊原くんは初見。小気味のいい投球をするというような話は聞いていた。右がいいのか、左がいいのか、どういう打線がいいのかを考えて出したメンバー。それに対して「しまったな」というようなことを後からごちゃごちゃ言うつもりはさらさらない。1回やられたのであれば、次回どうするか。
-ズルズルいきたくない
そうだよね。雨で2日間休んだというのが、ほんとにいいかなとは思ったけども、逆にちょっと、そっちの方が湿っちゃって。あさって地方球場(豊橋)か。ホームで切り替えていくしかないかなと思います。