
<阪神2-0中日>◇10日◇甲子園
中日が今季7度目の完封負けを喫し、対阪神戦の連勝は4でストップした。
先発高橋宏斗投手(22)は初回、阪神森下翔太外野手(24)に先制打を打たれ、6回にも佐藤輝明内野手(26)に適時二塁打を許した。7回7安打6三振1四球2失点で降板。打線の援護なく、今季4敗目を喫した。
井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。
-高橋宏の投球は
上を目指してほしいし、村上が阪神のエースと周りから呼ばれているのなら、うちのエースとして負けないという気持ちを持ってもらわないと困るし。調子がどうだったのかということを言われたら、それは本人が1番ね。こちらに与える影響と、感じているものと、どれぐらいの食い違いがあるかは分からないけど。点を取られてしまったというところが、現実的には、もうひとつなのかなと判断するしかない。
-初回、いい形で走者を進めたが
ロースコアになるのは確実に分かる。終わっても2-0だから。もう、どうしても先制点が欲しい。そこで田中幹也もうまいバントをして、上林もちゃんとライトに打った。ただ、そこで森下君の肩なんで。岡林がねえ、三塁回るところで足を取られたのが俺もわかった。やばいと思った。あそこでちょっと明暗が分かれたっていう感じかなと思います。
-村上がマダックス
マックスの形というのを気にし始めると、好球必打ができなくなるということも。皆さんがそうやって騒ぎ立ててもらっても結構。ただ、コントロールがそこそこあると、好球必打でいかなくてはいけない。それがヒットにならないとなれば、もちろん、そういった形のものを作ってしまうけど。それを俺が「おい、マダックスをやられとるぞ。オマエらもっと粘って粘って」ということを言うつもりはない。
-いい投手を攻めるには早いカウントから
もちろん。だから、今、言ったように。例えば球数をめちゃめちゃ使ういい投手もいるわけ。でも、球数を使わずして、もいる。例えば三振をバッタバッタと取る投手だったとしたら、100球未満とかではないだろう。ゴロを打たせて、フライを打たせてというようなことをできる投手だとすれば、こちら側とすれば、最初からどんどんいけよという指示になる。その結果、100球未満になった。結果論。そこに対して選手にブツブツ言うつもりは全くないです。