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【東京】今季初出場のGK波多野豪が勝利の立役者に「信じてよかった。やり続けてよかった」


FC東京は、J1リーグ第16節でヴィッセル神戸に1-0で勝利し、今季初の2連勝を達成しました。試合の勝利を演出したのは、今季初出場のGK波多野豪選手です。彼は後半追加タイムにロングキックを放ち、その結果、PKを得るチャンスを生み出しました。PKが成功した後、波多野はチームの仲間と抱擁し喜びを分かち合いました。彼は控え選手として不遇の時期を過ごしていましたが、その間も努力を怠らず、チームの信頼を勝ち取りました。また、ピッチ上で使命感を持ってプレーする様子が、応援していたファンから評価され、初めてヒーローとして讃えられました。

東京対神戸 無失点で勝利し喜びを爆発させる東京GK波多野(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:東京1-0神戸>◇10日◇第16節◇味スタ

FC東京が試合終了間際の得点でヴィッセル神戸から劇的な勝利を収め、今季初の2連勝を飾った。

今季初出場のGK波多野豪(26)が勝利の立役者となった。後半追加タイム8分、ゴールキックの場面で矢のようなロングキックを繰り出した。FW仲川輝人(32)の絶好機を作り出し、こぼれ球を拾ったMF安斎颯馬(22)が相手DFのハンドを誘発。最後尾からPK獲得をお膳立てしてみせた。

波多野は試合前から仲川に「(相手)GKに向かって思いっきり蹴るので走っていてください」と伝えていた。狙い通り決定機を生み出し、PK獲得につなげ「(仲川)テルくんが決めてくれればアシスト付いたのに」と先輩をいじりつつ「でもああやって得点につながって良かった」と喜んだ。

今季は苦しんだ。後輩の野沢大志ブランドン(22)が昨季に続いて正GKを務め、自身はカップ戦要員に甘んじた。

「エンブレムを背負って練習のグラウンドに入るのも、家族のためというのもありますし、僕が目指すところももっともっと上なので、こんなところで腐っていられないっていう風には思っていました」

そう自身に言い聞かせ、奮い立たせた。準備を怠ることなく地道に努力を重ねてチャンスをつかんだ。PKが成功したあとにはベンチ前に出てきた野沢大のもとに真っ先に走り、力強く抱擁を交わした。「自然にです。体が黄色い(ユニホーム)のが見えたので、なんか磁石のように行っちゃいました」。ライバルであり大切な仲間。「もっともっといい競争、質の高い競争ができればという風に思っているので、また明日からリカバリーじゃなくて練習したいです」と切磋琢磨(せっさたくま)して互いに成長していく。

現在トップチームに在籍するGKは4人全員が下部組織の出身だ。波多野は最年長として引っ張る立場にいる。「ちっちゃい子から僕らは目指される立場だと思うので、そういったものをピッチで表現できた」と使命感をもってプレーした。

試合前、GKチームを束ねる山下渉太GKコーチからは「お前ならできるぞ」と声をかけられた。「信じてよかった」。試合後にサポーターからヒーローと認められた選手が行う恒例の「シャー」を初めて任された。「やり続けてよかった」と柔和な笑顔をみせた。【佐藤成】

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