
<西武-ロッテ>◇9日◇大宮公園
西武のモンテル外野手(25)がプロ初安打を放った。
7日に支配下選手登録され、2試合連続で「9番右翼」でスタメン出場。3回1死二塁の第1打席で、ロッテ・ボスの高め148キロをはじき返し、一、二塁間をゴロで割った。
二塁走者の源田が本塁クロスプレーでアウトになり初打点とはならなかったものの、まずは思い出深い「H」ランプをともした。
金光大阪高時代は成長痛もあって、一度も公式戦で背番号をもらえなかった。クラブチームなどを経て、四国IL徳島在籍時に入団テストを受けて西武の育成ドラフト指名を勝ち取った苦労人だ。
米国人の父をもち、兄は元ヤクルト投手の日隈ジュリアス氏。「支配下選手から育成落ちして1軍でプレーできなかった兄の夢の分まで」と意気込んでいた弟が、まずは幸先よく1本目を記録した。