
西武は7日、育成契約3年目のモンテル外野手(25)と支配下選手登録を締結したと発表した。
背番号は「73」に決まった。さらに若い番号を付けるためには1軍で活躍を-。そんな球団のメッセージでもあり、モンテルもまだ1軍ベンチ争いのスタートに立ったに過ぎない。
だからこそチーム全体を考えると、モンテルの支配下登録はメリットが大きい。NPBの「日本プロ野球育成選手に関する規約」の第8条に「2軍公式試合に出場できる育成選手は1球団1試合5名以内」といった趣旨の記述がある。
開幕直前まで1軍に同行したモンテルは、2軍イースタン・リーグの開幕以降、この「5名以内」に常に入っていた。一方で他の27人の育成選手たちにとっては2軍戦出場への“壁”にもなっていた。
モンテルの“卒業”で、育成選手にとっての貴重な枠が1つ増える。3軍は4月27日には社会人野球の名門ENEOSにも完勝するなど、選手それぞれが力を付けている。
この日のイースタン・リーグのロッテ戦(ロッテ浦和)は仲三河優太外野手(22)と是沢涼輔捕手(25)がスタメン出場し、佐々木健投手(28)がリリーフ登板した。
リリーフ候補の大曲錬投手(26)宮沢太成投手(26)や、金子功児内野手(21)佐藤太陽内野手(22)も2軍戦に出場するチャンスを比較的多く得てきている。【金子真仁】