
昨年10月に受けた右肩手術の影響で開幕から負傷者リスト(IL)入りしているレッドソックス吉田正尚外野手(31)が、抗炎症作用のあるコルチゾン注射を受けたと明かした。6日(日本時間7日)、地元紙ボストン・ヘラルド電子版などが伝えた。打撃に関しては「問題ない」としているが、120フィート(約37メートル)の距離で送球を行うと痛みが出るという。
吉田はオープン戦でDHとして11試合に出場し打率2割8分6厘、1本塁打、7打点を記録。開幕後は本拠地ボストンでリハビリに取り組み、いったんフロリダ州フォートマイヤーズにあるキャンプ施設で調整していたが、再びボストンに戻り今月2日にMRI検査を受けていた。
コーラ監督はこの日の会見で、吉田について「彼がもどかしい思いをしているのは分かる。我々も同じ気持ち。(昨年10月の手術は)大きな手術で、私たちはリハビリの過程で彼を急がせることなく、忍耐強くやってきたし、これからもそう」と、慎重に復帰時期を見極めていく方針。「彼はプレーしたがっているし、スローイングの状態を戻さないといけない。挑戦は続いているが、努力が足りないわけでも、サポートが足りていないわけでもない。みんな素晴らしい仕事をしている。ただ、それらが実っていないだけ」と話した。